ハイトーンのコツ?

 

トランペット吹きならだれでも悩み苦しんだであろう「ハイトーン」。

僕もようやく、何とか人並みに出るようになってきました。

ハイトーンを出すにはどうしたらよいか質問されるたびに

「腹に力入れて『ん〜〜』って吹くんや!」などと訳わからん事を言ってきました。

でも実際そうやってるのです。

 

「腹に力いれて『ん〜〜』」を、もうちょっと細かく具体的にしますと・・・

 

@唇の息の通り道はせまく、細い。が、息を入れる量は中低音と同じ。

 もしくは普段よりも多く入れる(入れようとする)

ホースから水を出しているのが、中低音を吹いている状態だとすると、

高音の時はホースの先を指でつまんで水の勢いを強くした状態です。

その時に、息を楽器にたくさん送り込んでやる。

これは、昔からよく言われていますね。

 

A口の中をせまく。

これはあくまでも僕のイメージです。中低音は口の中をあける。高音はなるべくあけない。

口の中があいてる方が喉が開きますし、

高音時は口の中を閉じても「抵抗感に負けまい」と息を送り込もうとするのでイヤでも喉は開きますし、

抵抗のある中、息を効率よくマウスピースに送り込めるような気がします。(僕のイメージですよ。)

 

B背中をまっすぐ。

背筋をしっかり使うためにも、決して背中は丸めないで。

 

C脇をあける。

苦しそうにしないイメージ。もっと言うなら「ハイC」とか言わないで「C」。

「ダブルハイF」なども「ダブルハイ」とか言わない。「F」あるいは「上のF」とか。

「ハイ」って言葉、妙にプレッシャー感じますので、

僕は極力「普通の音普通の音」と思い込むようにしています。

楽譜に書かれてる音ぐらい普通に吹いてやるわい!という気概が大事。これ本当。

 

あとは、ロングトーン練習等で普段から高音を出していくこと。あくまでもロングトーンです。

「音質の改善」にも記載しましたが、

いい音を出してるときの身体のあらゆる部分の状態を確認し、身体に覚えさせる。

結局「練習」で慣れていくという事になりますが、

上記4点が一助になれば幸いです。

 

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