音質の改善

 

僕が入学した高校の吹奏楽部は、一応「全国レベル」でした。

合格発表の次の日から、見学を兼ねて部活に行くようになったのですが、

丸2週間「(チューニングで出す音域の)Bbの音以外は吹くな!」と言われ、

その通りにしました。

朝9時から夕方4時ぐらいまで、ず〜っと吹いてました。ヒマでした。

でも、あら不思議。

たった2週間で、もこもこした音はすっかりなくなり

(自分で言うのもなんですが)輝いたトランペットらしい音になってました。

 

あの練習の何が良かったのか。今思えば…

 

@自分よりもいい音(自分が出したい音)を出す人と一緒に練習すること

今自分の横で吹いてる人は、どうやってこんな音を出しているのか?

この人の音と比べて、自分の音はどうなのか?

自分の音の汚さを実感する事。上手い人と比べる事。これ大事だと思います。

 

A外で吹くこと

音の良く響く部屋で吹いてれば、そりゃいい音に聴こえるのでは?

また、「音を遠くへ飛ばす」というイメージが出来ず、ベル周辺でだけ鳴ってるトランペットになってしまいますよ。

「200m先にある電柱目がけて鳴らす」とか、「あのビルの屋上のアンテナ目がけて鳴らす」とか、

とにかく音を遠くの一点へ飛ばす(バカでかい音を吹けという意味ではない)イメージを持ってください。

そのためにも極力屋外で吹きましょう。

 

B息の続く限りの長い音を吹くこと

まさにロングトーン。

吹きながら「この音がいい」と思った瞬間の姿勢、アンブシュア、口内の状態、

マウスピースを当てている角度・位置などなどなどを感じて、身体に覚えこませていくのが肝心です。

そのためにも「長い音を吹く」練習をしましょう。

 

これだけのことを、2週間続けてた結果だと思っています。

 

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